PCCのショーを見て満足して、私たちはバスに乗ってホテルへ向かっていました。(前回のお話)
帰りのバスで私はお母さんの隣に座り話していました。
K「PCCのショー凄かったなぁ~」
母「うん、凄かったわ~!感動したわ!
昔の部族もあんな感じで結婚の申し込みがあって、試練とかあったんやで~。」
ショーは、若い男女が恋に落ち花婿が父の許しを得るために、様々な試練をくぐり抜けるというストーリーでした。
K「そやなぁ。彼は挨拶のこと何も言ってないよ。
ホテルに戻ったら彼の家族にもらったお土産の荷造り手伝いに来てくれるから、後で話してみる!」
母「そして、今日子は今日は彼の家に泊まりに行くんやろ?
向こうのお母さんとかお父さんさんとかは、夜中に行っても大丈夫なん?」
今日子「うん、おいで~って言ってくれてるから大丈夫よ!」
母「そうなん、じゃぁいいけど。
お父さんにでも、今日子嫁に行くんやから、Mさんから挨拶きちんとしてもらわないとあかんで。
お姉ちゃんの時も来てもらってんから。
Mさんはもう結婚する気持ちやけど、日本の挨拶とか、そのあたりのこと知らないし、今日子が教えないとあかんのちゃう?
お父さん的には、挨拶してほしいみたいに言ってたし。」
今日子「そっかぁ。分かった、今日、彼に話してみる!」
母「さっきのショーじゃないけど、結婚の挨拶はきちんとしなあかん!」
今日子は決意しました。
そして、ホテルにバスが着いて、彼がホテルに迎えに来ました。
そしてたくさんのお土産を持ってきてくれて、荷造りを手伝ってもらいました。
次の日の朝ごはんは、近くのホテルで4人で朝食を食べることになっていたので、待ち合わせの時間など打ち合わせしました。
K「じゃぁね、明日迎えに来るからね!」
M(Y)「おやすみなさい~」
父母「おやすみ~」
彼の自宅へ私たちは向かいました。
お父さんとお母さんはもう寝ていたので、私たちも眠る準備をして歯を磨いたりして過ごしていました。
私は鏡に向かって歯を磨いていました。
すると、彼が後ろから私の首にネックレスをつけてくれたのでした。
リングが2つついていました。
M(Y)「これね、まだ婚約指輪ないから、2人が一緒の証明だ!」
K「わぁー!!!わぁわぁ!!いいの!?
嬉しい!!すごーい!すごい~!!
いつ用意してくれたの!?(o(*゚▽゚*)o)))」
M(Y)「秘密。今日ちゃんすごく似合う感じ!
じゃぁもう遅いから寝よう。」
私には大事な話がありました。
K「ちょっと待って。話があるねん。
日本では嫁に行く時オットになる人が両親に、娘さんを嫁にくださいって挨拶するねん。
M(Y)もそれしてほしい。」
今日子は話しました。
すると、彼は
M(Y)「それ……すごく緊張ね……。」
すごく緊張していました。笑
K「うん、今日子のお父さんもお母さんと結婚する時したことだから、M(Y)がんばれ!!」
すると、彼は言いました。
M(Y)「分かった。娘さんを嫁に?何?」
K「お父さん、娘さんを嫁にください。」
M(Y)「ちょっと、待って。紙に書く。」
“お父さん、娘さんを嫁にください。”
彼は紙にそう書きました。
K「よし、完璧だ!」
M(Y)「あぁー!すごく緊張ね。でも私がんばるよ。」
K「M(Y)ならできる!じゃぁもう寝よう」
勝負は明日の朝に迫っていました。
ドキドキ……
Part36に続く
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